お位牌は、いつ用意すればよいのでしょう? 葬儀の時に用いる白木位牌は仮のものです。四十九日までに本位牌を作りましょう。 本位牌は、選ばれてから納品まで10日から2週間かかるのが一般的です。また、故人にふさわしいお位牌を選ぶとなると意外に時間がかかる場合もございますので、お早めに準備される事をおすすめします。
戒名と法名 戒名とは 戒名とは仏の教えに帰依し、定められた戒(行動の規則・精神を律する規則)を守ると誓った者に対して与えられる名前のことです。 戒名は本来2文字ですが、この戒名の上に道号が、さらに院号・院殿号がつけられ、戒名の下には位号がつけられ、その一連の文字構成を称して戒名と呼びます。 法名とは浄土真宗では戒名と言わず、法名といいます。 他の宗派が授戒会に加わって授かる名前なので戒名といいますが、浄土真宗では戒を受けることがないので、仏弟子として、法名と呼ぶことになります。浄土真宗本願寺派、真宗大谷派では位牌でなく、過去帳に法名を記すか、法名を掛け軸にした法名掛をお掛けするのが一般的です。
お位牌の選び方お仏壇の大きさにあったものを お位牌には春日型や呂門型などいくつかのカタチが有りますが、基本的に宗派による決まりはありません。 お仏壇の大きさや種類に合わせて作ったり、既にあるお位牌にあわせて作られることが多く、ご先祖の位牌よりは小さいものを選ぶのが一般的です。 位牌のサイズ(寸法) 位牌のサイズ表記は「寸」で示されています。 その寸法は文字を彫り込む札丈の高さで、台座からの総丈とは異なるので注意が必要です。 1寸は3.03cmです。例えば4寸とあれば札丈が12cmという事になります。 同じサイズ表記でも台座のデザインにより総丈は異なってきますで、幅や奥行きも考慮して収まりの良いサイズを選びましょう。 *位牌サイズの見方 基本的に位牌は1つの型で3.5寸から0.5寸刻みで6寸程度までのサイズが用意されています。 ※お位牌の種類によっては作られていないサイズもございます。参考までにごらん下さい。 上の画像は千倉座型と春日型の札丈5寸位牌です。同じ札丈でも総高さは異なっています。 過去帳と過去帳台 過去帳とは 過去帳とは、故人の名前、戒名、亡くなられた年月日、年齢、続柄などを記入した帳面のことで、それぞれの家庭において親族の死亡年月日を記して、仏壇に安置します。 過去帳は信仰する宗派の決まりにしたがって書きます。 浄土真宗は戒名とは言わず「法名」と言い、過去帳にはこれを記入します。 過去帳台とは 過去帳台は、過去帳を置く台で、普段は閉じて置き、命日や祥月命日、法事の際やお盆や正月などのお参りの際に開けてお祀りします。 選び方 お位牌と同様に、お仏壇の大きさや種類に合わせて選ぶとよいでしょう。 過去帳と過去帳台は、おそろいのデザインが用意されているものもございます。