お仏壇購入ガイド
お仏壇を置く場所を決める
かつて日本家屋には床の間や仏間があり、お仏壇は仏間にというのが当たり前でした。
しかし近年では都市部やマンションなどの住宅事情によってはそういうわけにもいかないケースもございます。
その場合は個々の状況に応じてリビングルームや和室にご安置するケースが一般的になってきています。また、そうしたライフスタイルに合わせてお仏壇のカタチも多様に変化しています。
- 落ち着いて礼拝できる場所
- 湿気が少なく清潔な場所
- 直射日光や冷暖房の風が当たらない場所
- リビングスペースにご安置
- サイドボードの上にご安置
- ダイニングルームにご安置
- 専用の仏壇台と椅子を組み合わせて
設置場所の寸法とお仏壇の大きさを知っておく
- 設置スペースの高さ、幅、奥行を測る
- 通常お仏壇の扉は開いた状態でお祀りします
- 前面には礼拝、お給仕のためのスペースが必要です
- 照明用のコンセントは確保できるか
- お仏壇の扉は通常開いた状態でお祀りします。 そのために左右にも少しスペースの余裕があると開閉やお掃除に便利です。
- お給仕にはスライド棚を引き出しお経机などを置いて礼拝するのでお仏壇の前にはある程度の空間が必要です。
- お仏壇は灯籠を吊したり、家具調などでは天井にダウンライトが付いているのものが多く背面のコードをコンセントにさして使用します。
お仏壇のほかには何が必要なの?
ご宗派によるご本尊が必要です
仏壇とは、寺院の内陣(お仏壇)を小型にし、厨子(仏像をご安置する箱)と一体化したものの呼称です。つまり寺院のミニチュア版がお仏壇です。
したがってお寺の本殿にはご本尊がご安置されているように一般の仏壇には、その中央にご宗派のご本尊が据えられているのが一般的です。
- ご宗派のご本尊を用意します
- 脇侍を含め、3幅が正式のご本尊です
- 主に仏像・スタンド式・掛け軸のタイプが有ります
各宗派のご本尊
- 代表的な宗派のご本尊
お仏具も必要です
お仏壇を荘厳するお仏具には様々な種類があります。
日々の礼拝をするにあたり
香炉、花立て、火立て(燭台)の具足に加え、おリン、仏飯器、湯呑、高坏(供物台)などは最低限用意したいお仏具です。
また、お仏具はお仏壇の大きさによって使用する数が異なったり、宗派によって異なる物を使用する場合も有ります。
お仏壇はいつ購入するの?
お仏壇は、本来仏様をお祀りし、そしてご先祖様をお祀りするものなので、お仏壇を購入される時期が特にあるわけではありません。
心の拠り所としてお仏壇をご安置したいと思われたなら時期にこだわる必要はありません。
白木の位牌から本位牌に変わるタイミングがお仏壇の購入時期と聞きましたが…?
仏式の葬儀で用いられる白木の位牌は、四十九日迄用いる仮の位牌で、忌明け(四十九日法要)までには本位牌を用意するのが一般的です。
従って四十九日法要を終えた後、位牌をご安置するためにお仏壇の購入するというのが新規購入の一般的な例です。
忌明けがお仏壇ご購入のタイミングのひとつと言われているのはそのためです。
その他では、彼岸やお盆、年忌法要の時期や家を新築するとき等に合わせて購入や買い換えされるケースもございます。